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老年看護学研究室

老年看護学研究室

老年看護学とは

第三の人生である老年期は、ライフサイクルの最終段階でもあります。老年看護学は、当事者としての高齢者がその人らしく人生を全うすることができるような援助・看護を考え、発展させる学問です。老年看護学では、高齢期にある対象を包括的(身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな側面)かつ生活機能の視点から理解し、対象の生活の質を尊重した援助を実践します。また、個々の高齢者が生きてきた65年以上の歴史(生活史)から「その人らしさ」への理解を深めます。

教員

教員氏名:國吉 緑
教員氏名:國吉 緑
教員氏名:東恩納 美樹

教育

2年次 高齢期看護学、高齢期看護実習Ⅰ
3年次 高齢期看護実践学、高齢期看護実習Ⅱ、卒業研究Ⅰ
4年次 統合実習、卒業研究Ⅱ

研究

教授:國吉 緑
  • 地域を基盤とした高齢者介護、高齢者虐待に関する研究

在宅要介護高齢者虐待の現状
http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/20.500.12001/3409
沖縄県における在宅要介護高齢者虐待に関する研究:看護職に対するアンケート調査より
http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/20.500.12001/3413
Elder Abuse and Staff Awareness in Long-term Care Insurance Facilities in Okinawa [沖縄県の介護保険施設における高齢者虐待と職員の認識]
http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/20.500.12001/1905

助教:東恩納 美樹
  • 入院患者の転倒転落につながる要因のアセスメント(情報収集・分析)、転倒転落予防策の実施、転倒転落の発生状況に関する研究

The predictive validity of a modified Japanese Nursing Association fall risk assessment tool: A retrospective cohort study[改変版日本看護協会転倒転落リスクアセスメントツールの予測妥当性:後方視的コホート研究]
https://doi.org/10.1016/j.ijnurstu.2015.05.009
Development of an evidence-based fall risk assessment tool and evaluation of interrater reliability and nurses’ perceptions of the tool’s clarity and usability[エビデンスに基づく転倒転落リスクアセスメントツールの開発および評価者間一致性と看護師のツールの明確性と利便性に関する認識の評価]
https://doi.org/10.1111/jjns.12144
https://www.jans.or.jp/uploads/files/committee/tamate201904-05-2.pdf

  • 看護提供方式(病院等で看護を提供する方法)と患者の健康状況に関する研究
  • 臨床研究の研究者が研究公正・倫理を学習するためのプログラムの開発

社会貢献活動

助教:東恩納 美樹
  • 沖縄県都市計画審議会委員

主な卒研テーマ

  • 高齢者虐待に関する研究
  • 身体拘束に関する研究
  • 病院における転倒転落リスクのアセスメント
  • 看護学生の転倒転落リスク因子の認知および対応
  • 看護提供方式に関する研究

メッセージ

老年看護に関する教育はこれまで成人看護学の中で教授されてきましたが、カリキュラム改正に伴い2004年に老年看護学分野としてスタートしました。学科の中では比較的新しい分野です。