この度、琉球大学医学部保健学科地域看護学講座臨床心理・学校保健学分野の准教授に就任いたしました、喜屋武享（きゃんあきら）と申します。地元沖縄、母校でもある琉球大学にて、新たな職務を担うことを感慨深く思います。これまでのご恩にも応えるべく、誠心誠意、職務を全うして参ります。

当教室では、学校保健学を主たる専門領域として疫学的アプローチにて青少年の健康の社会的決定要因を明らかにする研究に取り組みます。保健学科がミッションに掲げる「アジア太平洋島嶼地域のアイランドヘルス教育・研究拠点形成」に向けてグローカルな視点を持って教育研究に取り組んで参ります。

特に力を注ぎたいのは大学院教育です。現代社会では変動性、不確実性、複雑性、曖昧性が増し、エビデンスに基づく科学的思考力や批判的洞察力があらゆる場面で求められます。これらの能力は学士・修士・博士と、上位学位を取得する過程で磨かれていきます。学校保健を専門とする博士学位保持者の育成によって、「沖縄県の学校保健教育研究の強化」や「アジア太平洋島嶼地域のSDGsを実現する安全・健康な学校保健教育研究拠点の形成」に貢献できると確信しています。

新たな知見を生み出し、地域や国際社会に貢献できる人材を育てるために、全力を尽くして努力いたします。先輩方の叡智から学びながら、学内外の皆様と連携し、より良い未来を築く一翼を担うために努力してまいります。どうかご指導とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

大学院生、ポスドク、研究員を募集中です！一緒にグローカルな学校保健の未来を考えましょう！