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新着情報:お知らせ

臨床検査技師講師の先生方の御尽力に感謝! ~沖縄県看護協会感染管理認定看護師教育課程微生物検査演習~

2021年11月04日(木)

2021年9月25日(土)~26日(日)、両日8時30分~17時迄、本学部基礎講義棟3階寄生虫学・細菌学・ウイルス学・免疫学実習室において、県内の臨床検査技師講師の先生方から御指導を受け、沖縄県看護協会感染管理認定看護師教育課程の一環として微生物検査演習が行われました。

細菌学講座 山城 哲 教授ご挨拶

臨床検査技師 大城 健哉 講師が中心となり微生物検査演習が開始されました。

感染管理認定看護師とは、日本看護協会が認定する教育機関で教育を受け、感染管理に必要な知識・技術を修得後、認定審査を受け認定された者です。活動内容として、医療関連感染サーベイランスの  実践、院内感染事例や防止対策の状況把握と指導、感染予防・管理システムの構築、院内研修などがあげられ、多くの感染管理認定看護師が院内感染制御チームのメンバーとして活躍しています。

(詳細にはhttps://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/kansencnをご参照ください)

今年、8月~9月にかけて、全県的に新型コロナウイルス感染症が蔓延している真っ最中に、勤務先の各病院で御多忙にも関わらず、臨床検査技師講師の先生方は万難を排して、将来の感染対策を担う感染管理認定看護師の人材育成に御尽力されましたことに、心より感謝申し上げます。

琉球大学病院では、新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクが収束に向かっている最中にありながらも、上地あゆみ先生(保健学科卒後15年目、琉球大学病院検査・輸血部臨床検査技師、病院感染対策室員)は、上地幸平先生 他、高橋安実先生と一緒に1日200件のPCR検査をこなしました。多忙業務の疲れも見せずに 笑みを浮かべて実習指導をしておりました。

金城正樹先生(敬愛会 中頭病院臨床検査技師)は、「せんせ~い!久しぶりです。保健学科臨床検査コースを卒業してから、もう19年目になりましたぁ~!」と、懐かしい学生時代を振り返る一面も。

「いくつになっても一生勉強です!」と微生物検査演習を真剣に学ぶ、保健学科看護・助産コース卒後23年目の鈴木 聡美看護師は、感染 管理認定看護師 芦塚 陵子看護師(卒後19年目)と去年課程修了の渡慶次 道太看護師(卒後9年目)と一緒に琉球大学病院感染対策室で勤務しております。

研修修了後は、来年、日本看護協会感染管理認定看護師認定試験を合格した暁には、感染管理認定看護師として誕生します。

2013年、2014年、2020年、2021年に、沖縄県看護協会感染管理認定看護師教育課程の講師として、琉球大学病院と医学部(医学科・保健学科)の教職員は、教育と実習に関わり看護師の人材育成に社会貢献しております。

実験や実習では、医学科細菌学講座 山城 哲 教授が微生物検査演習を、琉球大学病院感染対策室長 藤田 次郎 教授をはじめとする感染対策室員が臨床実習に関わっております。

微生物検査演習では、那覇市立病院の臨床検査技師 大城 健哉先生が中心となり、県内病院の臨床検査技師10名(県立北部病院:照屋 真利子、県立中部病院:八幡 照幸、県立南部医療センター・こども医療センター:宮里 博子、中頭病院:金城 正樹、浦添総合病院:大城 春奈、沖縄赤十字病院:曲瀬川 裕子、那覇市立病院:大城 健哉、宮城 ちひろ、琉球大学病院:上地 幸平、上地 あゆみ)の講師の先生方が直接実習指導されており、保健学科臨床検査技師コースの卒業生は7名です。

 

保健学科棟と基講講義棟そしてガジュマル会館に囲まれた広場で、マスクの着と脱の記念写真撮影!

   

実習最終日に感涙する実習生もおりました。

臨床検査技師講師の先生方、誠にありがとうございました。

(文責:保健学科准教授・琉球大学病院感染対策室 感染対策担当看護師 大湾 知子)