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小児看護分野儀間先生の御退官と新任の挨拶

2022年05月02日(月)

小児看護分野の儀間助教が長年の教育への貢献をもとに惜しまれながら3月末に退官されました。儀間先生は、昭和53年3月に本学科を卒業し、同年4月国立琉球大学保健学部附属病院に就職しました。臨床では、助産師として妊産婦助産ケア及び母子保健の向上・充実に貢献しました。また、平成9年4月には、副看護師長に昇任し、スタッフ教育、学生実習指導を担当するなど後輩育成に尽力されています。平成10年4月琉球大学医学部母子看護学講座の教員として移動され、看護師及び助産学生の教育・指導に携わり、定年退職となる2022年3月まで看護師及び助産師育成に尽力されました。さらに、教員職の傍ら、沖縄県助産師会教育委員も兼務し、「国際助産師の日」イベント・事業にも琉大附属病院助産師の先頭に立ち活躍しました。その功績が称えられ、2019年には日本助産師会会長表彰を授与されています。そして、辻野久美子前任教授御退官の2018年度から4年間はお一人で、講義、実習および卒業研究の指導も担当されてきました。長きにわたる教育や研究指導の経験のもと何事にも真摯に向き合う姿勢があってこそ、ここまで続けられてこられたのだろうと思います。その先生のお姿に感銘を受けた学生も少なくないことでしょう。これからはじまる儀間先生の第二の人生はおだやかで、健やかに歩まれることを願って結びの言葉とします。永年のご功労に心より深く感謝の意を表します。

儀間先生の後任として、嵩元助教が4月1日に着任されました。以下新任の挨拶です。

「令和4年4月に着任しました小児看護学分野助教の嵩元リカ(たけもとりか)と申します。平成10年に本学科を卒業し、沖縄県立病院で助産や看護業務に約10年間従事しました。沖縄県立看護大学別科助産専攻で講師を勤めた経験から、大学院進学への気持ちが芽生え本学大学院保健学研究科に入学しました。現在は後期課程に在学中で、研究の傍ら、地域の母子保健業務、助産院や診療所での助産業務をする機会にも恵まれました。その中で多くの先輩方、仲間、妊産婦さんやその家族と出会うことができました。そのひとつひとつの出会いは今も私の宝物です。この度、いろいろなご縁がつながり、小児看護学分野助教に着任いたしました。ここ数年のコロナ渦にウクライナ情勢も加わり、社会は未だ明るい兆しが見通せずにいます。その中で私達看護が担うべきこれからの社会的役割はより多様化し、より柔軟性が求められています。私自身もこの状況に悲観することなく、自身のこれからの研究をより探求すると共に、学生教育にも私なりの視点を忘れずに、これからの時代を担う看護を共に思考し、育んでいくことができるよう励んでいきたいと思っています。何卒、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」

  • 儀間先生(左)と新任の嵩元助教(右) 

  • 儀間先生の研究発表