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排尿・排便の管理~排泄の悩みを解決しよう!~ 公開講座を開催しました

2022年04月12日(火)

2022年3月10日に、ジェンダー協働推進室より「2021年度オーガナイザー養成支援」を受け、保健学科 大湾准教授が中心となり県内の理学療法士と看護師の専門家を講師として招聘し、オンライン・対面のハイブリッド形式にて公開講座を沖縄空手会館にて開催しました。

「排尿・排便の管理~排泄の悩みを解決しよう!~」をテーマとして掲げ、「すべての人が気持ちよく排泄できる社会」を目指して、排尿と排便の悩みを解決する糸口を学び、排泄の管理について普及することです。排泄の管理とは、排泄が正常の状態であっても障がいがあっても排泄を自分でコントロールができる状態であり、在宅や病院などの施設の各専門分野からの講義が行われました。
県内外、国内外、世界のあらゆる地域において、オンラインと対面により在宅生活から始まり、骨盤底筋体操、急性期、回復期、外来など、様々な時期のコンチネンスの   関わりを知ってもらう。視野を広げた「排泄ケアの大切さ」に心を込めてオンライン  発信しました。そして、どのように自分で排泄をコントロールしていくのか、困って  いる方が一人でも多く減るように、この公開講座の成果が期待されます。

コロナ禍前まで、西村かおる先生(日本コンチネンス協会名誉会長)から毎月1回、アドベンチストメディカルセンターにおけるコンチネンス事例勉強会で御指導を受けて、医療福祉の質向上に努めてきました。しかし、コロナ禍にあり、2年間県内医療福祉施設で働く専門職と一緒に勉強会、研修会やセミナーができない状況でした。 今回、沖縄空手会館と連携して、オンライン・対面でも公開講座を開催できたことは、コンチネンスマインド、志新たに初心を振り返り開催に臨むことができました。参加者や講師の方々にとって非常に有意義であったと感じています。
国内外の人々に排泄ケアの重要性を知ってもらうための社会貢献ができる人材育成、きっかけづくりになればと考えています。

以下、参加者からの感想です。 沖縄県内の病院・施設に排尿ケアチームづくりを紹介・普及でき、排尿・排便の管理、排泄の悩みを解決しよう!と思い立った参加者の質疑応答が活発でした。
公開講座オンライン視聴:12名、会場対面:16名、参加者28名でした。
参加者から受講しての感想が寄せられました。

  • 排尿で困っている人が約半数いることに驚きました。
    成功例をもっと詳しく紹介してほしい
  • 今日の公開講座は大湾知子先生に私の過活動膀胱の相談したところ沖縄空手会館で講座があるとのことで参加しました。骨盤底筋体操がある事を知らなくて、とても勉強になりました。是非、毎日頑張れるようにします。
    本当にありがとうございました。
    色々方々のお話もとても勉強になりました。
  • 排泄は、人間にとってプライベートな行為
    お世話される、お世話する両者とも尿もれ、排泄行為に対しての理解知識を持つ事は  大切である。今回の公開講座にて、環境整備、外来看護の看護指導、専門看護師の苦労、病棟看護師のケア、ICUでの困難な状況での排泄介助など学ぶ事ができました。
    今後の活動・活躍を期待と発展を祈り願います。人命を守るチームケアに乾杯。
    ありがとう御座いました。
  • 病気、怪我、加齢による排泄の悩みは、かなり多くの皆様が身近に感じている事が分かりました。大変意義深い事だと思います。特に「骨盤底筋体操」が空手の動きで課題解決に繋がると強く感じました。空手の動きを数値化して広い世代にも空手に触れていただける事を望みます。大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 今回、参加して良い勉強になりました。肛門体操を取り入れて体感したいと思う。
    もっと全県にアピールして活動をしてほしいと思います。
    尿に対しては話しづらい人が多いと思う。
    頑張って欲しいです。今回、ありがとうございました。
  • セミナーに参加させて頂いて、6名の方から違った視点からの講義で2時間があっという間に感じる程、集中して参加できました。
    リスナーの為に、聞きやすいように工夫されているのを感じました。
    私は県外の人間で、これほど排尿・排便などに力を入れられている病院の方がいないと思うので私の県でも、この勉強を広めていきたいと思います。
  • 骨盤底筋体操、意識して頑張ります。自分でできる事から始めたいと思います。
    良かったです。ありがとうございました。

講師の皆さま

 

左から:琉球大学病院看護師:當山 悦子 ・大湾 知子
沖縄協同病院看護師:仲西 めぐみ・久場川 潤
あさひ訪問看護ステーション理学療法士:大湾 朝成
琉球大学病院看護師:伊波 義一

 

 

(文責:琉球大学医学部保健学科成人・がん看護学 大湾知子)