2024年3月8日「施設で暮らす高齢がん患者の願い」をテーマとして、第３回がん看護セミナーを開催しました。（対面、Webハイブリッド開催）

ファミリーホスピス株式会社　副社長でありがん看護専門看護師である、梅田　恵先生にご講演いただき、がん看護に携わる看護師、及びがん看護に関心のある学生など43名が参加しました。

高齢者の療養の場が広がり、多様化する中、その生活環境が高齢がん患者の治療選択を左右し、高齢がん患者の療養に関する意思決定がより複雑化している現状があることから、看護者側が高齢がん患者の人生に寄り添い、日頃のケア・関わりを通してACP（アドバンスケア・プランニング）を支援する重要性について、有意義な学びの機会となりました。

参加者からは、「高齢者の特徴を踏まえ、個別性や地域性を考慮して関わっていきたい」、「家族とともにACPを共有する大切さを改めて実感した」、「現場ではDNARや延命処置ばかり取り上げられやすいが、その方がこれまで何を大切にしてきたのかという視点を大切にして、高齢者と関わり続けて行きたい」等の感想が聞かれました。

本セミナーは、今年度、採択された「次世代の九州がんプロ養成プラン」事業の一環として開催しています。

次年度も、県内のがん看護の質向上を目指して、引き続きがん看護セミナーを開催します！